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容積式流量計

油圧油や軽油系の流体を安定して管理したい現場では、流量のわずかなズレが設備効率や品質管理に影響することがあります。そうした用途で選ばれやすいのが、容積式流量計です。流体の通過量を一定容積ごとに捉える方式のため、粘度のある液体や比較的低流量の監視でも扱いやすく、計量・積算の両面で使いやすいカテゴリーとして知られています。

このカテゴリでは、油用途を中心としたモデルを扱っており、配管サイズ、接続方式、出力有無、流量レンジの違いから、設備条件に合わせて選定しやすい構成になっています。流量の見える化だけでなく、設備の運転監視や消費量の把握、保守計画の精度向上にもつながります。

油用途の流量管理に用いられる容積式流量計のイメージ

容積式流量計が向いている用途

容積式流量計は、内部で一定量の流体を区切って通過量を測る考え方に基づくため、流体特性の影響を受けやすい現場でも比較的安定した測定が期待しやすい方式です。特に、油圧油、軽油、各種オイルのように水とは性状が異なる媒体で、積算管理を重視したいケースと相性があります。

例えば、潤滑油の使用量監視、油圧回路の供給量チェック、バーナーや燃料供給ラインの流量把握などでは、瞬時値だけでなく累積量の確認が重要になります。こうした場面では、指示だけを重視する機器よりも、積算を含めて扱えるタイプが有効です。用途によっては、指示流量計との使い分けを検討するのも実務的です。

このカテゴリで見られる主な構成

掲載製品を見ると、アナログ表示を備えた油用の積算タイプが中心で、NPT Female接続やFlange接続など、既設配管との整合を考えやすいラインアップになっています。小流量域から大流量域まで幅があり、低流量の細かな管理から、比較的大きな配管ラインまで対応を検討できます。

また、電気出力なしの機械式寄りのモデルに加え、Amplified Square Wave出力を備えたタイプも含まれています。監視盤やPLC、パルス取り込み機器と連携したい場合には、出力付きモデルが候補になりやすく、現場表示を主目的とする場合にはシンプルな構成のモデルが適しています。

選定時に確認したいポイント

まず確認したいのは、流量レンジが実際の運転条件に合っているかどうかです。常用流量が測定範囲の下限近くに偏りすぎると扱いづらくなり、逆に上限に近すぎると余裕のない選定になります。定常運転だけでなく、起動時や負荷変動時の流量も含めて考えることが重要です。

次に、配管接続と圧力条件、温度条件を確認します。カテゴリ内には1 1/2 inのNPT Female接続モデルと、2 inのFlange接続モデルがあり、設置環境によって候補が大きく変わります。さらに、電気信号を活用するなら出力形式、表示中心で運用するなら現場での読み取りやすさも比較ポイントになります。

  • 常用流量と最大流量のバランス
  • 配管サイズと接続方式
  • 油種との適合性
  • 必要な出力信号の有無
  • 使用圧力・使用温度の条件

代表的な製品例

小流量側では、OMEGA FTB-30P や OMEGA FTB-31A のように、比較的低い流量域をカバーするモデルが見られます。微小流量に近い領域で積算管理を行いたい場面では、こうしたレンジの機種が候補になります。FTB-30PはAmplified Square Wave出力を備えており、信号取り込みを前提としたシステムにもなじみやすい構成です。

中流量域では、OMEGA FTB-32P、FTB-33P、FTB-34P、FTB-35P などがあり、設備の供給ラインや消費ラインの監視に合わせて検討しやすくなっています。さらに大きな流量やフランジ接続が必要な場合には、OMEGA FTB-36 や FTB-36P のようなモデルが選択肢になります。こうした製品群は、OMEGAの流量計ラインアップの中でも、油用途の積算管理を考える際に比較しやすい構成です。

他方式の流量計とどう使い分けるか

流量計の選定では、媒体や必要精度、設置条件によって方式を見比べることが欠かせません。たとえば、比較的低粘度の流体で広い用途に対応したい場合は、タービン流量計が候補になることがあります。一方で、シンプルな構造や設置性を重視する現場では、パドルホイール流量計が比較対象になることもあります。

それに対して容積式は、積算管理や油系媒体への適用を重視するケースで存在感があります。どの方式にも適した条件があるため、「どれが優れているか」ではなく、「どの現場条件に合うか」で整理すると選定が進めやすくなります。

出力付きモデルと非出力モデルの考え方

カテゴリ内には、電気出力を持たないモデルと、Amplified Square Wave出力付きモデルの両方があります。現場で人が値を確認し、積算量をローカルで管理する運用であれば、非出力モデルでも十分な場合があります。構成がシンプルなため、導入時の検討項目を絞りやすいのも特長です。

一方、設備監視システムへ接続してパルス信号を取り込みたい場合や、遠隔で流量データを集約したい場合には、出力付きモデルが適しています。将来的に自動化や記録管理を強化する予定があるなら、初期段階で信号出力の必要性を確認しておくと、後工程での手戻りを減らしやすくなります。

導入前に整理しておくとよい項目

実際の選定では、媒体名、流量範囲、最高圧力、最高温度、接続規格、設置姿勢、必要な信号出力を事前に整理しておくと比較がスムーズです。特に油用途では、温度変化による粘度の違いが運用条件に影響することがあるため、平常時だけでなく変動時も含めて確認するとミスマッチを防ぎやすくなります。

また、積算値をどのように使うかも大切です。単なる使用量の記録なのか、設備異常の早期発見なのか、あるいは補給・交換タイミングの判断に使うのかによって、求める表示性や出力仕様は変わります。目的を明確にしたうえで絞り込むと、選定精度が上がります。

まとめ

油圧油や各種オイルの流量を安定して把握したい場合、容積式流量計は有力な選択肢です。小流量から大流量までレンジの異なる製品があり、接続方式や出力仕様の違いも踏まえて、現場条件に合わせた比較ができます。

このカテゴリでは、OMEGAの油用積算モデルを中心に、配管条件と運用目的に応じた選定がしやすくなっています。流量の見える化、積算管理、監視システム連携まで含めて検討したい場合は、対象媒体と運転条件を整理したうえで適したモデルを選ぶのがおすすめです。

























































































































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