フローチューブ
配管や流量計まわりの取り回しでは、チューブの選び方が測定の安定性や保守性に大きく関わります。とくに複数ラインを整理しながら接続したい現場では、柔軟性、識別のしやすさ、必要な長さや径のバランスが重要です。フローチューブのカテゴリでは、こうした実務上の使いやすさを踏まえて、流量測定系や空圧ラインで扱いやすい製品を比較検討できます。

フローチューブが使われる場面
フローチューブは、流体や気体のラインを流量計、圧力機器、制御機器などへ接続する際に用いられる重要なアクセサリです。単に流すための配管部材というだけでなく、配線・配管の整理、保守時の識別性、設置スペースへの追従性といった点でも選定差が出やすい部材です。
とくに複数の測定ポイントを持つ装置や、空圧制御と計装配管が近接する設備では、色分けされたリボン形状のチューブが扱いやすいケースがあります。ラインをまとめて引き回しやすく、施工後の確認やメンテナンスでも視認性を確保しやすいのが利点です。
このカテゴリで注目したい仕様の見方
選定時は、まずチューブ外径・内径を確認するのが基本です。接続先の継手や機器ポートに適合しているかはもちろん、必要な流量、圧力損失、応答性にも影響します。細径は取り回しに優れ、大きめの径は流量確保や圧力損失の抑制に有利です。
次に見たいのが使用圧力範囲、耐真空性、使用温度範囲です。常時加圧か、負圧用途を含むか、周囲温度が変動するかによって適したチューブは変わります。また、配線ダクトや装置内で長く使う場合は、長さ、壁厚、柔軟性のバランスも重要になります。
多色リボンポリウレタンチューブの特長
このカテゴリの代表例として、OMEGAのオメガフレックス® 多色リボンポリウレタンチューブが挙げられます。ポリウレタン系チューブは一般に柔軟性があり、狭い装置内部や可動部まわりでも比較的取り回ししやすいのが特長です。
さらに、2本または4本のチューブをまとめたリボンタイプは、複数ラインを一体的に配索しやすく、ライン識別にも役立ちます。赤・青に加え、白やクリアを含む構成では、媒体や系統、計測ポイントごとの見分けがしやすく、保守担当者にとっても実用的です。
用途に合わせた選び方のポイント
ライン数を優先するなら、2本タイプか4本タイプかを先に決めると絞り込みがしやすくなります。たとえば、往復2系統やシンプルな空圧ラインには2本タイプが向き、複数信号や複数配管をまとめたい場合は4本タイプが便利です。
長さは50 ftと100 ftのバリエーションがあるため、装置内配管中心なのか、盤間・ユニット間まで見込むのかで選ぶと無駄が減ります。外径では0.125 in、0.156 in、0.25 inクラスがあり、同じリボンチューブでも必要な流量や接続規格に応じて選定の方向性が変わります。
圧力条件も見逃せません。モデルによって最大使用圧力に違いがあるため、単純にサイズだけでなく、実際の運転条件に対して余裕を持たせる考え方が重要です。負圧を含むラインや、立ち上がり時に圧力変動がある設備では、仕様確認を丁寧に行うと安心です。
代表製品の見どころ
たとえば、OMEGA MCRPT-4-532332-100 は、4本構成・100 ft長の多色リボンチューブとして、複数ラインをまとめて長めに配索したい場面で検討しやすい製品です。識別性と施工性の両立を重視する設備で使いやすい選択肢になります。
よりコンパクトな配管を想定するなら、OMEGA MCRPT-4-18066-50 のような0.125 inクラス・50 ft長の仕様も候補になります。一方で、より大きい径を必要とする場合には、OMEGA MCRPT-2-14160-100 や OMEGA MCRPT-4-14160-50 のように0.25 inクラスのモデルも確認できます。用途に対して過不足のないサイズと本数を選ぶことが、配管設計をすっきりまとめる近道です。
周辺部材とあわせて考えると選定しやすい
フローチューブ単体で考えるよりも、接続先や保護部材まで含めて見ると選定精度が上がります。チューブの径や本数に合った継手・フィルター・マフラーを組み合わせることで、配管の確実性や保守性を高めやすくなります。
また、圧力変動の大きいラインでは、計測機器側を守る観点から圧力サージプロテクターの併用も検討しやすい構成です。空圧系統で潤滑条件が重要な場合は、エアライン潤滑装置とあわせてシステム全体で見直すと、より現場に合った構成を組みやすくなります。
選定時に確認したい実務ポイント
設置環境の確認は、見落としやすい一方で非常に重要です。周囲温度、曲げ半径の制約、配管経路の長さ、可動の有無によって、同じサイズでも適したモデルは変わります。装置内部で束ねて使う場合は、配索スペースと識別性の両面を意識すると選びやすくなります。
また、メンテナンス性を重視する現場では、色分けや本数の整理しやすさが後々の作業効率に影響します。初期導入時だけでなく、交換、増設、トラブル切り分けまで見据えてフローチューブを選ぶことが、結果として設備運用の安定につながります。
まとめ
流量測定や空圧配管の品質は、センサや計器本体だけでなく、それらをつなぐチューブ選定にも左右されます。このカテゴリでは、径、本数、長さ、圧力条件、識別性といった観点から、実際の設備条件に合わせて比較しやすいフローチューブを確認できます。
複数ラインを整理したい場合や、保守しやすい配管を目指す場合には、多色リボンタイプは有力な候補です。接続部材や保護機器との組み合わせも含めて全体最適で検討することで、より扱いやすい流量測定システムを構築しやすくなります。
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