データロガー
製造現場や設備保全、研究開発、環境監視では、その場の数値を見るだけでは判断しにくい場面が少なくありません。変化の履歴を残し、異常の兆候や運転条件を後から確認できるデータロガーは、温度・湿度・電圧・電流・ガス濃度などを継続的に記録したい用途で幅広く活用されています。
このカテゴリでは、現場設置しやすいコンパクト機から、ネットワーク連携を前提にした記録機器まで、用途に応じて選びやすいデータロガーを掲載しています。スポット測定ではなく、時間軸を含めてデータを管理したい方に適した製品群です。

データロガーが活躍する場面
データロガーは、測定値を一定間隔またはイベント条件に応じて保存し、設備や環境の状態を見える化するための機器です。たとえば倉庫やクリーン環境での温湿度監視、試験設備での電圧・電流の記録、保守点検時の経時変化確認など、単発の計測では把握しづらい現象に有効です。
特にB2Bの現場では、品質管理、トレーサビリティ、異常解析、予防保全といった目的で導入されるケースが多くあります。測定対象だけでなく、保存容量、設置環境、回収方法、警報設定のしやすさまで含めて検討することが重要です。
主な測定対象とカテゴリ内の選び方
記録したい信号の種類によって、必要なロガーの仕様は大きく変わります。温度や湿度のような環境データを長期間記録したい場合と、4-20 mAや0-30 Vdcのような電気信号を監視したい場合では、入力方式や分解能、センサー構成の考え方が異なります。
たとえば、温度監視を重視するなら単機能の温度ロガー、温湿度を同時に追いたいなら複合入力の機種が適しています。アナログ信号を扱う設備監視では、信号の安定性や配線条件も考慮したい場面があるため、必要に応じてシグナルコンディショナーと組み合わせることで、より扱いやすい構成になります。
掲載製品の傾向と具体例
このカテゴリでは、Dwyerのように現場導入しやすいロガーが目立ちます。USB接続タイプは、回収時にPCへ直接データを取り込めるため、巡回点検や限定エリアでのローカル記録に向いています。一方でWi-Fi対応機は、離れた場所からのデータ確認や定期送信を視野に入れた運用に適しています。
具体的には、Dwyer DW-USB-1 は温度の継続記録に、Dwyer DW-USB-2 や DW-USB-2-HA は温湿度と露点の監視に適した構成です。電気信号の記録では、Dwyer DW-USB-3 が電圧、DW-USB-4 が4-20 mA電流の記録用途に対応し、設備のアナログ出力監視に使いやすい選択肢となります。
また、ガス濃度の履歴管理では Dwyer DW-USB-5 や DW-USB-5-LR のようなCO記録向けモデル、外部熱電対を使いたい場合には Dwyer DW-USB-6 のようなタイプが候補になります。より広いシステムで多点を切り替えて測定したい場合は、KEITHLEY 7700 マルチプレクサモジュールのような周辺機器と組み合わせる発想も有効です。
通信方式と運用方法の違い
USBデータロガーは、設定が比較的わかりやすく、単独で設置しやすい点が特長です。測定後に現場から回収して解析する運用に向いており、定期点検、輸送試験、保管環境の記録などで導入しやすい構成です。IP67表記のあるモデルは、防塵・防水性が求められる環境でも候補にしやすくなります。
一方、Wi-Fiデータロガーは、巡回回収の手間を減らしながら継続監視を行いたい場合に適しています。Dwyer DW-WIFI-TH、DW-WIFI-TH-HA、DW-WIFI-TP-HA のように、記録件数が多く、設定可能なアラームを備えた機種は、逸脱発生時の早期把握を重視する現場と相性があります。ワイヤレス連携を前提に検討する場合は、IIoTおよびワイヤレスシステムもあわせて確認すると、運用イメージを広げやすくなります。
選定時に確認したいポイント
機種選定では、まず何を、どの間隔で、どの期間記録するかを明確にすることが基本です。測定対象が温度なのか湿度なのか、あるいは電圧・電流・COなのかによって、必要な入力タイプは変わります。加えて、記録容量、アラーム設定、電池駆動、設置場所の保護性能も確認しておくと、導入後のミスマッチを減らせます。
もう一つ重要なのが、データ回収と活用の流れです。現場でUSB回収するのか、Wi-Fiで自動送信したいのか、表示確認が必要かどうかによって、適したモデルは異なります。食品、医薬、研究設備、ビル管理など、監視対象の重要度が高い用途では、警報条件の設定やログ保全のしやすさも比較ポイントになります。
関連機器とあわせて考えると導入しやすい構成
データロガーは単体でも使えますが、計測システム全体で考えるとより効果的です。たとえば温度変化を連続記録しつつ、帳票用途や現場掲示を重視する場合は温度チャートレコーダーとの違いを比較しておくと、用途に合った選定がしやすくなります。
また、多点計測や試験設備への組み込みでは、ロガー単体だけでなく、入力切替、信号変換、通信方式まで含めた構成検討が必要です。設備の既存信号を活かしたい場合や、監視点数が増える見込みがある場合は、拡張性を見据えて選ぶことが運用面で有利です。
用途に合ったデータロガー選びのために
データロガー選定で重要なのは、単純なスペック比較だけではなく、実際の設置環境とデータ活用方法に合っているかどうかです。温湿度の環境監視、電圧・電流の設備監視、COの安全管理など、目的が明確になるほど、必要な入力や通信方式も絞り込みやすくなります。
このカテゴリでは、DwyerのUSB・Wi-Fi対応ロガーを中心に、現場の監視・記録業務に役立つ製品を比較検討できます。継続記録の信頼性、設置性、回収性をバランスよく見ながら、自社の用途に合った一台を選定してください。
Types of データロガー (1,567)
- イーサネットおよびワイヤレスデータロガー (76)
- イベントデータロガー
- ひずみと力のデータロガー (110)
- ユニバーサル入力データロガー (80)
- レベルデータロガー (71)
- 圧力データロガー (56)
- 湿度 - 温度データロガー (821)
- 特殊データロガー (12)
- 電気データロガー (341)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
