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RTD, サーミスタ用銅線

温度センサーを離れた位置に設置する現場では、測定素子そのものだけでなく、配線の選定が計測品質を左右します。とくにRTDやサーミスタでは、導体材質、絶縁材、使用温度、配線長の違いが、取り回しや保守性に直結します。

RTD, サーミスタ用銅線は、こうした温度計測ラインを構成するための実用的な配線部材です。研究設備、製造装置、試験機、各種プロセス監視などで、センサーと計測機器のあいだを安定して接続したい場面に適しています。

RTDおよびサーミスタ向けの銅製延長線のイメージ

RTD・サーミスタ配線で銅線が使われる理由

RTDやサーミスタは、抵抗値の変化を利用して温度を検出するセンサーです。そのため、配線材にも導通の安定性や取り扱いやすさが求められます。銅は一般的に導電性と加工性のバランスがよく、温度センサー配線で広く使われる基本的な導体材料です。

また、配線の延長が必要な場合でも、用途に合った構造を選ぶことで、設備内での配索や端末処理を進めやすくなります。短距離の装置内配線から、ある程度長い引き回しまで、設置条件に応じた長さや外径を見比べやすい点も、このカテゴリの見どころです。

このカテゴリで確認したい主なポイント

選定時は、まず対応センサーがRTDおよびサーミスタ向けであることを確認するのが基本です。そのうえで、使用環境に応じて最高使用温度、絶縁材、ケーブルの太さ、必要な長さを整理すると、候補を絞り込みやすくなります。

たとえば、掲載製品にはPFA絶縁で最高260 °Cに対応するタイプと、PVC絶縁で最高105 °Cのタイプがあります。高温域や熱の影響を受けやすい装置まわりでは前者が検討しやすく、比較的穏やかな環境では後者が候補になります。必要以上に高耐熱仕様を選ぶのではなく、実際の敷設環境に合うかを見極めることが重要です。

  • 使用温度範囲:周囲温度や配線経路の熱条件に合うか
  • 絶縁材:PFAかPVCかなど、環境条件との相性
  • 線サイズ・外径:ダクト、配管、端子台への収まり
  • ケーブル長:7.5 m、150 m、250 m、300 m、500 ftなど必要長に合うか
  • 構造:より線、対数、外部編組の有無など

掲載製品の傾向と構成例

このカテゴリでは、OMEGAの銅製延長線が中心です。RTDおよびサーミスタ向けとして、26 AWGのより線構造、ANSIカラーコード、赤/黒の配線表記を備えた製品が多く、設計時や保守時に配線条件を統一しやすい構成がそろっています。

具体的には、EXTT-2CU-26S-7.5M、EXTT-3CU-26S-150M、EXTT-4CU-26S-300Mのように、長さや外径違いで比較できる製品があります。さらに、EXTT-2CU-26S-TCB-500のような錫メッキ銅編組付きタイプもあり、敷設条件や機械的保護の考え方に応じて選択肢を持てます。常に型番だけで選ぶのではなく、設置長、外径、被覆、周囲条件をセットで確認するのが実務的です。

配線長と取り回しで見る選定の考え方

同じ用途向けの銅線でも、7.5 m程度の短尺品と、150 m・250 m・300 mクラスの長尺品では、使いどころが異なります。装置内や試験ベンチ周辺の引き回しでは短尺品が扱いやすく、工場内の離れた位置まで引く場合は長尺品の方が施工計画を立てやすくなります。

また、外径1.5 mm、Ø2.4 mm、2.6 mm相当のようにサイズ差があるため、可とう性や収まりも比較ポイントです。狭いスペースを通すのか、既存のケーブルラックにまとめるのか、あるいは保護材と併用するのかによって、最適なバランスは変わります。装置内配線や汎用配線材もあわせて確認したい場合は、フックアップワイヤーも参考になります。

絶縁材と使用環境の相性

絶縁材は、配線寿命や安全性に関わる重要な要素です。PFA絶縁の製品は、比較的高い温度条件を考慮したい場面で検討しやすく、熱のある設備近傍でも選択肢に入りやすい仕様です。一方で、PVC絶縁の製品は、温度条件が比較的低い環境で、コストや一般的な取り扱いとのバランスを取りたい場合に向いています。

たとえば、OMEGA EXPP-4CU-24S-300MはPVC絶縁で最高105 °C、EXTTシリーズの多くはPFA絶縁で最高260 °Cです。この差は、単なる数値の違いではなく、敷設場所や装置周辺温度に合わせた選定判断に関わります。現場条件があいまいな場合は、センサー近傍とケーブル全経路の温度を分けて確認すると判断しやすくなります。

導入前に見落としたくない実務ポイント

RTDやサーミスタの配線では、センサー本体だけでなく、端子接続、色分け、長さの余裕、保守交換のしやすさも大切です。とくに複数台の温度点を扱う設備では、同じ系統で仕様をそろえることで、施工ミスや保守時の確認負担を減らしやすくなります。

また、配線材を選ぶときは、単純なスペック比較だけでなく、実際の設置ルートを想定することが重要です。曲げの多い箇所、可動部周辺、熱源近傍、制御盤内への引き込みなど、現場ごとの条件を踏まえて選ぶことで、後工程の手戻りを抑えやすくなります。関連する温度配線全体を見直したい場合は、RTD, サーミスタ用銅線の一覧から仕様差を比較するのも有効です。

よくある確認ポイント

RTD用とサーミスタ用で同じ銅線を使えますか

このカテゴリの掲載品は、製品情報上でRTDおよびサーミスタ向けと明記されたものが中心です。実際の採用時は、使用するセンサー方式、配線本数、端末処理方法をあわせて確認してください。

長さはどのように選べばよいですか

必要距離だけでなく、盤内処理や立ち上がり分、保守時の余長を見込んで選ぶのが一般的です。短すぎると施工が難しくなり、長すぎると配線整理の手間が増えるため、実際の敷設ルートに沿った見積もりが重要です。

PFAとPVCはどちらを選ぶべきですか

判断の中心になるのは使用温度と周囲環境です。高温条件を考慮するならPFA系、比較的低温の環境ならPVC系が候補になりますが、最終的には設置条件全体で確認するのが確実です。

用途に合った温度配線を選ぶために

温度計測の安定性は、センサー本体だけでなく、間をつなぐ配線材の選び方にも大きく左右されます。RTD, サーミスタ用銅線を選ぶ際は、対応センサー、耐熱性、絶縁材、長さ、外径といった基本条件を整理し、実際の敷設環境に照らして比較することが大切です。

このカテゴリでは、OMEGAの各種延長線を中心に、短尺から長尺、高耐熱仕様から一般環境向けまで比較しやすい製品がそろっています。装置設計、更新、保守のいずれの場面でも、必要条件を明確にしたうえで、現場に無理のない配線を選定してみてください。

























































































































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