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フラットケーブル

制御盤内の配線、省スペース機器の内部接続、基板同士の信号伝送などでは、取り回しのしやすさと配線の整然さが重要になります。そうした場面でよく選ばれるのがフラットケーブルです。導体が一定間隔で並ぶ構造により、配線経路を把握しやすく、コネクタとの組み合わせもしやすいため、電子機器から産業機器まで幅広く使われています。

このカテゴリでは、リボン形状の標準的なタイプから、ジャケット付き、シールド対応、ラウンドからフラットへの変換タイプ、細ピッチのFFC/FPC系ジャンパーまで、用途に応じて選びやすい製品を確認できます。設計段階で必要な芯数、ピッチ、柔軟性、耐環境性を整理しておくと、選定がスムーズです。

機器内部配線で使用されるフラットケーブルのイメージ

フラットケーブルが使われる場面

フラットケーブルは、複数の信号線を一定ピッチでまとめて配線したい場面に適しています。機器内部の基板間接続、I/O配線、制御信号の引き回しなどで採用されやすく、丸形ケーブルに比べて配線ルートを平面的に整理しやすい点が特長です。

また、装置内で複数芯を一括処理しやすいため、組立工数や保守時の識別性にも関わります。限られたスペースでのレイアウト性を重視する場合や、コネクタ間の接続を整然とまとめたい場合に検討しやすいカテゴリです。

選定時に確認したいポイント

まず確認したいのは、芯数、導体間ピッチ、長さ、導体サイズ、被覆材質などの基本条件です。たとえば細ピッチで高密度実装に向くものと、0.05インチや0.1インチ系で扱いやすいものでは、対応コネクタや実装条件が異なります。

加えて、可動部で使うのか、固定配線なのか、外来ノイズへの配慮が必要かも重要です。固定配線中心であれば標準的なリボンケーブルが候補になりますが、環境条件によってはジャケット付きやシールド構造、耐熱性の高い材料を選ぶほうが適切な場合があります。

配線全体の設計では、単体のケーブルだけでなく、周辺のフックアップワイヤーや他の内部配線材との使い分けも重要です。信号系と電源系で求められる条件が異なるため、カテゴリを横断して比較すると選びやすくなります。

代表的な構造とカテゴリ内で見られる製品例

標準的なリボンケーブルの例としては、3M Electronic Solutions Divisionの3603/10-100のようなジャケット付きタイプや、3609/30のようなラウンド導体フラットケーブルが挙げられます。これらは、機器内配線で扱いやすい基本構成を検討したい場合の参考になります。

より柔軟な接続や細ピッチ用途では、MolexのPremo-Flex RFCジャンパーシリーズのような1mmピッチ製品も選択肢になります。Molex 15061-3246、15061-2826、15061-0847はいずれも回路数や長さの違いを比較しやすく、基板間の省スペース接続を検討する際に見やすい製品です。

一方で、3M Electronic Solutions Division HF100/30TPのように、ハロゲンフリー材料やより線構造を備えたツイストケーブル系の製品は、取り回しや材料条件を重視する用途で検討対象になります。単に形状だけでなく、配線環境に合う構造かどうかを確認することが大切です。

メーカーごとの見どころ

このカテゴリでは、3M Electronic Solutions Divisionや3M Electronic Specialty、Molexといったメーカーの製品が注目されます。3M系では、標準的なフラットケーブルからラウンド導体タイプ、シールドやジャケット付きの構成まで比較しやすく、機器内配線の条件整理に向いています。

Molexは、細ピッチのジャンパーケーブルや回路数のバリエーションを見ながら、実装条件に近い構成を探しやすい点が特長です。用途によっては、コネクタとの相性や組み込みスペースを踏まえ、メーカー別に見比べることで選定の方向性が明確になります。

さらに、より幅広い接続部品を含めて検討したい場合は、HARTINGのような接続機器関連メーカーの取り扱いも併せて確認すると、ケーブル単体ではなく接続システム全体で考えやすくなります。

フラットケーブルと他のケーブルカテゴリの違い

フラットケーブルは、複数芯を並列にまとめて扱いやすくした構造が強みです。これに対し、外部インターフェース用途ではUSBケーブルのように規格が明確な完成品ケーブルが適し、長距離伝送や別種の通信では別カテゴリを選ぶほうが自然です。

また、高温環境や温度条件が厳しい場所では、一般的な内部配線用ケーブルだけでなく温度条件に適した専用ケーブルを比較する必要があります。用途ごとに求められる特性は異なるため、形状の似た製品でも選定基準を分けて考えることが重要です。

導入時に見落としやすい実務上の注意点

選定ではケーブル本体の寸法や電気的条件に目が向きがちですが、実務では終端方法や固定方法も重要です。圧接コネクタとの組み合わせ、折り曲げ半径、配線スペース、筐体内での保持方法まで確認しておくと、組立後のトラブルを減らしやすくなります。

また、フラットケーブルは見た目が整理しやすい一方で、曲げ方向やねじれへの配慮が必要なケースもあります。配線の保持にはケーブルタイなどの補助部材も有効ですが、締め付けすぎによる負荷には注意が必要です。

目的に合った構成を見極めるために

フラットケーブルの選定では、単に「芯数が合うか」だけでなく、ピッチ、長さ、柔軟性、被覆材、使用環境、接続相手まで含めて考えることが重要です。固定配線向けの標準タイプ、ノイズ対策を意識した構成、省スペース向けの細ピッチジャンパーなど、用途ごとに見るべきポイントは変わります。

カテゴリ内の製品を比較する際は、3M Electronic Solutions Divisionや3M Electronic Specialty、Molexの代表的な製品を基準にしながら、実装条件に近い構成を絞り込むと効率的です。装置設計や保守性も含めて全体最適を考えることで、現場で扱いやすい配線構成につながります。

























































































































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