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3Dスキャナー

外観検査や寸法確認の精度を高めたい現場では、2D画像だけでは把握しにくい高さ・段差・体積・反りといった情報が重要になります。そうした場面で活用しやすいのが3Dスキャナーです。製造ラインでのインライン検査から、部品形状の確認、ピッキング支援、品質管理まで、立体情報を扱えることが大きな強みです。

このカテゴリでは、プロファイル取得に適した機種から広い視野を持つエリアスキャン型まで、用途に応じて選びやすい3D計測機器を取り扱っています。導入時に見ておきたい方式の違い、選定の考え方、代表的な製品例を整理してご紹介します。

産業用途で使用される3Dスキャナーのイメージ

3Dスキャナーが活躍する主な用途

3Dスキャナーは、対象物の表面形状を立体的に取得し、高さ情報を含めて評価したい場面に向いています。たとえば、部品の有無確認だけでなく、盛り上がり、欠け、位置ずれ、平面度の変化など、2Dカメラでは判断が難しい条件の検出に役立ちます。

実際の現場では、電子部品や機械加工品の検査、搬送中ワークの形状確認、組立後の状態チェックなどで導入が進んでいます。コード読取やトレーサビリティが同時に必要な工程では、周辺機器としてバーコードスキャナーと組み合わせて運用を検討するケースもあります。

方式の違いを理解すると選びやすい

3Dスキャナーの選定では、まずプロファイル型エリアスキャン型の違いを把握することが重要です。プロファイル型はライン状に断面を取得し、搬送や移動と組み合わせて3D形状を再構成する方式で、連続搬送される対象の検査に適しています。

一方、エリアスキャン型は面として広い範囲の3Dデータを取得しやすく、対象物全体の形状把握や広視野での高さ計測に向いています。工程のタクト、ワークサイズ、求める分解能、設置スペースによって最適な方式は変わるため、単純にスペックの数値だけでなく、現場の運用条件に合わせて比較することが大切です。

代表的な製品例

ラインスキャンに近い使い方を想定するなら、ZebraのAltiZ1シリーズが候補になります。たとえば Zebra AltiZ1 AZ1D4SR や AZ1D4SB は、100 mmの作動距離を持つ高忠実度3Dプロファイルセンサーで、レーザー波長の違いを踏まえて対象物や表面条件に応じた検討がしやすい構成です。さらに AZ1D4LR や AZ1D4MR のように作動距離が異なるモデルもあり、設置条件に合わせた選択肢があります。

より広い範囲を一度に捉えたい場合は、Cognexの3D-Aシリーズも注目されます。Cognex 3D-A5005 は比較的細かな形状確認を検討しやすいレンジを持ち、3D-A5030、3D-A5060、3D-A5120 は視野や測定レンジの異なるバリエーションとして、対象サイズや必要な測定範囲に応じた比較が可能です。

選定時に確認したいポイント

まず確認したいのは、ワークの大きさと必要な測定精度です。近距離で小さな対象を細かく見たいのか、広い視野で全体の形状を把握したいのかによって、必要な視野角や作動距離は大きく変わります。特に3D-A5005のような近距離・高精細寄りのモデルと、3D-A5120のように広い範囲を扱いやすいモデルでは、適した用途が明確に異なります。

次に重要なのが、搬送方式やトリガー条件、通信インターフェースです。たとえば Zebra AltiZ1 シリーズは Gigabit Ethernet に対応し、外部トリガーやエンコーダ連携を考慮しやすい構成です。Cognex 3D-Aシリーズでは 10 Gigabit Ethernet を採用するモデル群があり、大容量データの扱いや上位システムとの接続性を重視する現場で比較しやすくなっています。

また、設置環境も見落とせません。温度条件、保護等級、電源条件、装置への組み込みやすさなど、実装面の確認は安定運用に直結します。B2B用途では、単体性能だけでなく、周辺機器やソフトウェアとの接続まで含めて判断するのが現実的です。

3Dデータ活用の広がり

3Dスキャナーは単独で完結する装置というより、検査・識別・記録の流れの中で活用されることが多い機器です。製品識別や現場オペレーションを含む運用全体を考える場合、読取機器や業務端末との連携が求められることもあります。運用イメージを広げたい場合は、ハンドヘルド端末の関連カテゴリも参考になります。

また、3D形状データの取得と造形・試作の流れが関係する用途では、3Dプリンター、UV、ラベルプリンターのカテゴリとあわせて検討されることもあります。検査、記録、試作といった複数工程をつなげて考えると、設備選定の視点がより明確になります。

メーカーごとの見方

このカテゴリでは、3Dプロファイル取得に強みを持つZebra、広いラインアップでエリアスキャン3Dを展開するCognexなど、産業用途で比較検討しやすいメーカーの製品を中心に掲載しています。メーカーごとに得意な方式や接続環境、ソフトウェア連携の考え方が異なるため、既存設備との親和性も含めて見ることが重要です。

たとえば、搬送体との同期や断面形状の連続取得を重視するならプロファイル型、広視野での形状把握や一括取得を重視するならエリアスキャン型というように、まず用途から整理すると比較しやすくなります。単に価格や型番だけで絞り込むより、対象物と工程条件を基準に候補を選ぶほうが導入後のミスマッチを減らせます。

導入前によくある確認事項

どの3Dスキャナーを選べばよいですか。

対象物のサイズ、必要な分解能、設置距離、搬送の有無を基準に選ぶのが基本です。小さな部品の微細形状を見るのか、大きなワークを広範囲で捉えるのかによって、適したモデルは変わります。

プロファイル型とエリアスキャン型はどう使い分けますか。

搬送中のワークを連続的に計測したい場合はプロファイル型が適しやすく、対象全体を面で捉えたい場合はエリアスキャン型が検討しやすくなります。実際にはタクトや設置条件も合わせて判断します。

通信やシステム連携も重要ですか。

はい。取得データ量、上位PCとの接続、既存ソフトウェアとの整合性は、導入後の運用負荷に大きく影響します。Ethernetの種類やトリガー入出力なども事前に確認しておくと安心です。

用途に合った3Dスキャナー選定を

3Dスキャナーは、単に立体形状を取得するだけでなく、検査精度の向上や自動化の安定化にもつながる重要な機器です。プロファイル型とエリアスキャン型の違い、視野と分解能のバランス、通信や設置条件を整理して選ぶことで、現場に合った構成を見つけやすくなります。

Zebra AltiZ1 シリーズや Cognex 3D-A シリーズのように、同じ3D計測でも得意領域は異なります。対象物と工程条件を明確にしたうえで比較すれば、必要な性能を過不足なく備えた一台を選定しやすくなるでしょう。

























































































































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