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シャーシマウント絶縁型DC/DCコンバーター

制御盤、車載機器、鉄道設備、通信機器などでは、入力電圧の変動が大きい環境でも安定した電源を確保することが重要です。そうした用途で選ばれることが多いのが、シャーシマウント絶縁型DC/DCコンバーターです。筐体やパネルへ直接取り付けやすく、絶縁によって電位差やノイズの影響を抑えながら、必要なDC電圧へ変換できる点が特長です。

このカテゴリでは、産業用・ITE・鉄道用途を中心に、1出力/2出力、固定出力、調整可能出力、幅広い入力レンジに対応する製品まで、実装方法と用途の両面から選定しやすい製品群を取り扱っています。

産業機器向けシャーシマウント絶縁型DC/DCコンバーターの外観イメージ

シャーシマウント型が選ばれる理由

シャーシマウントタイプは、基板実装型とは異なり、装置内部のフレームや金属パネルに固定して使う前提で設計されるため、比較的大きな電力を扱う場面や、保守性を重視するシステムに適しています。配線レイアウトの自由度が高く、盤内電源や車載サブシステムの電源分配にも組み込みやすいのが利点です。

また、絶縁型DC/DCコンバーターは、入力側と出力側を電気的に絶縁することで、グラウンドループ対策、ノイズ低減、安全性の確保に役立ちます。複数電源系統を持つ設備や、外乱の多い環境では、この絶縁の有無がシステム全体の安定性に大きく関わります。

想定される主な用途

このカテゴリの製品は、鉄道、産業機器、ITE分野で特に使いやすい構成が目立ちます。たとえば公称24Vや48V、110V系の入力から、制御回路、通信回路、センサー、補機類に必要な電圧へ変換する用途が代表的です。

鉄道向けでは、温度変化や入力変動への対応が重視され、盤内や車両搭載機器で採用されるケースがあります。ITE向けでは、ネットワーク機器や情報処理装置のサブ電源として、産業向けでは制御盤や各種モジュールへの安定給電源として検討しやすいカテゴリです。

選定時に確認したいポイント

選定では、まず入力電圧範囲と使用する電源系統の整合を確認することが基本です。24V系、48V系、110V系など、設備によって前提が大きく異なるため、公称値だけでなく、変動を含めた実使用条件で見極める必要があります。入力比が4:1、6:1、10:1といった広入力タイプは、変動が大きい現場で候補になりやすい構成です。

次に、出力電圧、出力数、必要電力、絶縁耐圧、動作温度、実装サイズを総合的に見ます。1出力でシンプルに給電したいのか、±電源や2系統出力が必要なのかによっても選ぶ製品は変わります。固定出力に加え、調整可能やプログラム可能なタイプは、システム側の柔軟性を高めたい場合に有効です。

カテゴリ内の製品例

高出力帯の例としては、Delta GroupのB70SP13736Aがあり、産業用およびITE向けの1出力構成で、比較的大きな電力を必要とする装置に適した選択肢として検討できます。また、B62SR24015DCやB62SR24015Cは48V系を中心としたITE用途で使いやすい構成です。メーカー別の製品傾向を見たい場合は、Delta Groupの取扱い一覧も参考になります。

鉄道用途を重視する場合には、Belの24RCM300-12、24RCM150-24、110RCM300-24のように、24V系や110V系入力に対応したモデルが候補になります。さらに、ERP2320-9RGやHRP2540-9RG、DK2660-9ERGのような2出力構成の製品は、補助回路を複数持つ装置で比較しやすいでしょう。Bel製品の傾向をまとめて確認したい場合は、Belの関連製品ページも便利です。

小型モジュール寄りの選択肢としては、Aimtec AM20EW-4805D-NZ-STやAM20EW-4824S-NZ-STがあり、産業用および鉄道用で、比較的低電力帯のサブ電源設計に取り入れやすい製品です。コンパクトさや広い入力レンジを重視する設計では、Aimtecの製品群とあわせて比較すると全体像がつかみやすくなります。

実装方式の違いで比較するなら

同じ絶縁型DC/DCコンバーターでも、装置の構造や量産方法によって適した実装方式は異なります。筐体固定による放熱性や保守性を優先するならシャーシマウントが有力ですが、基板上の省スペース実装を重視する場面では別のカテゴリが適することもあります。

たとえば表面実装を前提とする設計ではSMD 絶縁型DC/DCコンバーター、リード実装で基板固定したい場合はスルーホール系の比較も有効です。電力、実装性、整備性のどこを優先するかによって、最適なカテゴリは変わります。

導入前に見ておきたい実務的な視点

実際の選定では、定格値だけでなく、起動時の余裕、周囲温度、盤内の放熱条件、配線距離、負荷変動もあわせて確認したいところです。特に高出力のシャーシマウント型では、取り付け面の熱設計や装置内のエアフローが、長期安定動作に影響することがあります。

また、単純に電圧変換だけでなく、ノイズ分離や系統分離が目的になるケースも少なくありません。入力条件・出力条件・実装条件を切り分けて整理すると、候補の絞り込みがしやすくなります。1台の装置内で複数の電源方式を併用する場合は、機能ごとに必要な絶縁レベルや出力構成を見直すのも有効です。

まとめ

シャーシマウント絶縁型DC/DCコンバーターは、筐体実装のしやすさ、比較的大きな電力への対応、電気的絶縁による安定性の確保を両立しやすいカテゴリです。鉄道、産業、ITEといった分野で、入力電圧レンジ、出力構成、実装性を踏まえて選ぶことで、装置全体の信頼性向上につながります。

用途が明確であれば、入力系統、必要出力、実装スペース、温度条件の4点から候補を絞るのが近道です。掲載製品を比較しながら、システム要件に合った1台を検討してみてください。

























































































































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